恋の後味はとびきり甘く
「じゃあ、次は謝りませんよ」
え、と思ったときには、また彼にキスされていた。今度はさっきよりも長く唇が触れていて、その温かさと柔らかさに胸が熱く震えた。
***
その後、気恥ずかしさ半分うれしさ半分で水族館を見て回った後、涼介くんが「水族館のイルミネーションがすごくキレイに見えるイタリア料理店があるんです」と言って、少し離れたビルの三階にあるレストランに案内してくれた。ダークブラウンで統一された店内は、こぢんまりしているが落ち着いた雰囲気で、窓からは大通りを挟んで水族館を見下ろすことができる。
「ステキなお店ですね~」
窓からは、水族館の入口に置かれたイルカやペンギンの形のイルミネーションがちょうどキレイに見える。
「料理もおいしいんですよ」
涼介くんが言った。
ってことは、この店は初めてってことじゃないんだよね。友達と来たことがあるとか……デートで来たことがあるとか……?
涼介くんがモテないわけないよね……。それに、ああいうシチュエーションで自然にキスができちゃうくらいなんだから、私と違っていろいろと慣れてそう……。
え、と思ったときには、また彼にキスされていた。今度はさっきよりも長く唇が触れていて、その温かさと柔らかさに胸が熱く震えた。
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その後、気恥ずかしさ半分うれしさ半分で水族館を見て回った後、涼介くんが「水族館のイルミネーションがすごくキレイに見えるイタリア料理店があるんです」と言って、少し離れたビルの三階にあるレストランに案内してくれた。ダークブラウンで統一された店内は、こぢんまりしているが落ち着いた雰囲気で、窓からは大通りを挟んで水族館を見下ろすことができる。
「ステキなお店ですね~」
窓からは、水族館の入口に置かれたイルカやペンギンの形のイルミネーションがちょうどキレイに見える。
「料理もおいしいんですよ」
涼介くんが言った。
ってことは、この店は初めてってことじゃないんだよね。友達と来たことがあるとか……デートで来たことがあるとか……?
涼介くんがモテないわけないよね……。それに、ああいうシチュエーションで自然にキスができちゃうくらいなんだから、私と違っていろいろと慣れてそう……。