恋の後味はとびきり甘く
「来週の月曜日、実習でトリュフを作るんですが、鈴音さん、味見してくれませんか?」
「え? 私が?」
私はコーヒーにミルクを入れようとしていた手を止めた。
涼介くんが表情を引き締めてうなずく。
「はい。鈴音さんの率直な感想を聞きたいんです」
「でも、そういうのって学校の先生がきちんと味を見て評価してくれるんでしょう?」
「はい。でも、第三者の感想も聞いてみたいんです」
「そういうことなら……私でよければいいですよ」
私の言葉に、涼介くんが顔を輝かせた。
「よかった! 気合いを入れて作りますね」
「私が食べなくても気合いを入れて作らないと」
「そうですね」
涼介くんがバツが悪そうに笑って続ける。
「でも、いつも以上に気合いを入れるってことです。バイトが終わってから行くんで、八時過ぎになりますけど、待っててくれますか?」
「もちろんいいですよ」
「え? 私が?」
私はコーヒーにミルクを入れようとしていた手を止めた。
涼介くんが表情を引き締めてうなずく。
「はい。鈴音さんの率直な感想を聞きたいんです」
「でも、そういうのって学校の先生がきちんと味を見て評価してくれるんでしょう?」
「はい。でも、第三者の感想も聞いてみたいんです」
「そういうことなら……私でよければいいですよ」
私の言葉に、涼介くんが顔を輝かせた。
「よかった! 気合いを入れて作りますね」
「私が食べなくても気合いを入れて作らないと」
「そうですね」
涼介くんがバツが悪そうに笑って続ける。
「でも、いつも以上に気合いを入れるってことです。バイトが終わってから行くんで、八時過ぎになりますけど、待っててくれますか?」
「もちろんいいですよ」