禁断×恋愛
なんかあったのかな?
夜に呼び出しなんて。
まぁ、あたしの家は雅の家から遠くはないから、ただヒマだったのかも。
あたしはパジャマ代わりの半袖の上にパーカーを着て、バレないように家から抜け出した。
数分後、近くにある菜の花公園に到着。
ブランコ辺りに、ボンヤリ光る雅のスマホの明かりを頼りに歩いていく。
「おう、来たか」
「なーに、急に?暇だったの?」
あたしも隣のブランコに腰を下ろして、少し揺らしてみる。
実は、昼間あの教室で会ったことを聞かれるかと思ったけど、それなら電話で聞けるしね。