禁断×恋愛
決めた。
次の日。
「お母さんおはよ」
「あら雛乃?早いわね、もう大丈夫なの?」
「うん平気。それより、あたしもお弁当作りたいんだけど」
あたしの決意。
それは、はるちゃんと別れること。
でも、雅とは付き合わない。
もう迷惑はかけたくないと思って、別れようと決めた。
卒業したら、はるちゃんは迎えに来てくれるかな、なんて微かな希望を抱いて。
「別にいいけど、どういう風の吹き回し?」
「まぁまぁ。あ、玉子焼きってどうやるの?」
あと、最後だからお弁当作ってあげたいなと思って、急でなにも練習してないけど頑張る。
はるちゃんの思い出に残る味になってくれるといいな。