禁断×恋愛
「だって会いたかったもん!」
「おととい会っただろーよ」
蓮は笑いながら、私の頬を両手で挟み込み、キスをした。
「げ、玄関で…」
こんなところ、お母さんたちに見られたら怒られちゃうな。
「由羅のその顔、好き」
蓮の照れたような眼差しに見つめられながら、そんなことを言われたら、胸がときめいてしょうがない。
「ど、どの顔だしっ」
そのあとは他愛もない話をして、蓮は帰っていった。
幸せな毎日。
だけど、終わりはあっけなく訪れた。