かわいい君まであと少し
「さて、お弁当箱を洗おう」
お弁当を洗いながら、何を作ろうかなと考える。
玉子焼き、唐揚げ、タコさんウィンナー、ミートボール、ほうれん草の胡麻和え、きんぴらごぼう。変におしゃれなお弁当よりも、定番のお弁当のほうが望月課長は喜びそう。
それと志穂ちゃんのほうは、ネット調べたほうがいいかな。
洗い物を終え、パソコンを起動した。ネットにつなぎ、一歳児、お弁当と検索をかける。
そこにはかわいいお弁当の画像が現れた。おにぎりは小さめの三角、ボール型、俵型にするのか。それからラップで握るのか。
おかずはプチトマト、ブロッコリー、ニンジンと厚焼き玉子。それに果物。こんな感じでしょ。つまり、今まで作ったご飯とだいたい同じ要領で作ればいいのか。
注意することをメモに取り、明日のお弁当についてはだいたいわかった。
そろそろ寝るか。
ベッドに寝っころ上がり横を向いた。視線の先には本棚があり、お義兄さんがくれた写真集が目に入った。
明日は写真いっぱい撮ろう。たぶん、志穂ちゃんばかり撮っちゃうだろうけど、望月課長と志穂ちゃんも撮りたいな。できれば、あのお揃いのパーカーを着ていて欲しいな。
遠足に行く前のことものように、うきうきした気持ちで眠りについた。
◆ ◆ ◆
「おはようございます」
いつものように望月課長の部屋に行くと、私の願いを叶えてくれたかのように二人はあの濃紺のパーカーを着ているのだ。
お弁当を洗いながら、何を作ろうかなと考える。
玉子焼き、唐揚げ、タコさんウィンナー、ミートボール、ほうれん草の胡麻和え、きんぴらごぼう。変におしゃれなお弁当よりも、定番のお弁当のほうが望月課長は喜びそう。
それと志穂ちゃんのほうは、ネット調べたほうがいいかな。
洗い物を終え、パソコンを起動した。ネットにつなぎ、一歳児、お弁当と検索をかける。
そこにはかわいいお弁当の画像が現れた。おにぎりは小さめの三角、ボール型、俵型にするのか。それからラップで握るのか。
おかずはプチトマト、ブロッコリー、ニンジンと厚焼き玉子。それに果物。こんな感じでしょ。つまり、今まで作ったご飯とだいたい同じ要領で作ればいいのか。
注意することをメモに取り、明日のお弁当についてはだいたいわかった。
そろそろ寝るか。
ベッドに寝っころ上がり横を向いた。視線の先には本棚があり、お義兄さんがくれた写真集が目に入った。
明日は写真いっぱい撮ろう。たぶん、志穂ちゃんばかり撮っちゃうだろうけど、望月課長と志穂ちゃんも撮りたいな。できれば、あのお揃いのパーカーを着ていて欲しいな。
遠足に行く前のことものように、うきうきした気持ちで眠りについた。
◆ ◆ ◆
「おはようございます」
いつものように望月課長の部屋に行くと、私の願いを叶えてくれたかのように二人はあの濃紺のパーカーを着ているのだ。