かわいい君まであと少し
「へえ」
望月課長は料理はしないが、それほど不器用というわけでもないようで、要領よくおにぎりを作り始めた。
「志穂ちゃんは私と一緒に作ろうね」
志穂ちゃんの隣に座った。お皿に丸いクッキー用の型抜きを乗せ、それに被せるようにラップをかけた。
スプーンでご飯をすくい、志穂ちゃんにスプーンを持たせた。
「ここの上にご飯を載せて」
志穂ちゃんは慣れない手つきでご飯を乗せてくれた。それを私がスプーンで軽く押し、中へ押し込んだ。もう一度ご飯をすくい、志穂ちゃんにご飯を乗せてもらう。そして上から軽く押す。
だいたいご飯が詰まったところで、型からご飯を抜くと、円形のきれいなおにぎりができた。
「志穂ちゃん、ほら。おにぎりができたよ」
お皿に乗せたおにぎを見せると「まる」と言った。
「ゆた、まる」
「おっ、綺麗なおにぎりだな。ほら、こっちはゆたのおにぎりだぞ」
望月課長はお皿を引き寄せて、志穂ちゃんが見やすいようにした。
「まる、いっぱい」
志穂ちゃんが言うように、すでに三個もおにぎりができあがっていた。
「ゆたさん、あと何個作る予定ですか?」
「あっ、夢中で作ってたから特に考えてなかった。」
「そのサイズだと、私は食べても一個です。あとは、ゆたさんが食べたい分だけでお願いします」
「そうか。俺もこのサイズだと、三個が限度だな」
望月課長は料理はしないが、それほど不器用というわけでもないようで、要領よくおにぎりを作り始めた。
「志穂ちゃんは私と一緒に作ろうね」
志穂ちゃんの隣に座った。お皿に丸いクッキー用の型抜きを乗せ、それに被せるようにラップをかけた。
スプーンでご飯をすくい、志穂ちゃんにスプーンを持たせた。
「ここの上にご飯を載せて」
志穂ちゃんは慣れない手つきでご飯を乗せてくれた。それを私がスプーンで軽く押し、中へ押し込んだ。もう一度ご飯をすくい、志穂ちゃんにご飯を乗せてもらう。そして上から軽く押す。
だいたいご飯が詰まったところで、型からご飯を抜くと、円形のきれいなおにぎりができた。
「志穂ちゃん、ほら。おにぎりができたよ」
お皿に乗せたおにぎを見せると「まる」と言った。
「ゆた、まる」
「おっ、綺麗なおにぎりだな。ほら、こっちはゆたのおにぎりだぞ」
望月課長はお皿を引き寄せて、志穂ちゃんが見やすいようにした。
「まる、いっぱい」
志穂ちゃんが言うように、すでに三個もおにぎりができあがっていた。
「ゆたさん、あと何個作る予定ですか?」
「あっ、夢中で作ってたから特に考えてなかった。」
「そのサイズだと、私は食べても一個です。あとは、ゆたさんが食べたい分だけでお願いします」
「そうか。俺もこのサイズだと、三個が限度だな」