かわいい君まであと少し
そんな志穂ちゃんと楽しそうしている望月課長もちょっとかわいかった。
偶然だと思うけど、二人とも同じようなデザインのパーカーを着ている。濃紺で胸元には白いロゴ。ロゴの感じは違うけど、もうお揃いにしか見えない。
そんな二人が楽しそうにテレビを見ている。これは笑わずにはいられない。厚焼き玉子を作りながら、一人でニヤニヤしていた。
「そろそろ、朝ご飯ができますよ。お手伝いしてください」
二人に声を掛けると、昨日の夕ご飯と同じようにテーブルを拭いて、スプーンやお箸を並べてくれた。
最後に玉子焼きをお皿に並べて、朝ご飯ができあがった。
「さあ、食べましょう」
三人でテーブルを囲うように座り、望月課長の「いただきます」に合わせて私と志穂ちゃんも「いただきます」と言った。
志穂ちゃんは変わらずに自分で雑炊を食べたり、食べさせてもらったりを繰り返した。
「藤崎、玉子焼き用のフライパンなかったのに玉子焼きよく作れたな」
「普通のフライパンでも作れますよ。まあ、ちょっと不格好になりますけど」
「いや、これだけできれば充分だろ」
「そうですか。なら、よかったです」
望月課長は美味しそうに玉子焼きを食べていた。
うーん、悪くないよね、この雰囲気。
なんだか妙に馴染んでしまっている自分にびっくりする。志穂ちゃんという存在のおかげで成り立っている部分もあるとは思う。こんなふうに馴染んでしまっていいものだろうか、と思ってしまう。
偶然だと思うけど、二人とも同じようなデザインのパーカーを着ている。濃紺で胸元には白いロゴ。ロゴの感じは違うけど、もうお揃いにしか見えない。
そんな二人が楽しそうにテレビを見ている。これは笑わずにはいられない。厚焼き玉子を作りながら、一人でニヤニヤしていた。
「そろそろ、朝ご飯ができますよ。お手伝いしてください」
二人に声を掛けると、昨日の夕ご飯と同じようにテーブルを拭いて、スプーンやお箸を並べてくれた。
最後に玉子焼きをお皿に並べて、朝ご飯ができあがった。
「さあ、食べましょう」
三人でテーブルを囲うように座り、望月課長の「いただきます」に合わせて私と志穂ちゃんも「いただきます」と言った。
志穂ちゃんは変わらずに自分で雑炊を食べたり、食べさせてもらったりを繰り返した。
「藤崎、玉子焼き用のフライパンなかったのに玉子焼きよく作れたな」
「普通のフライパンでも作れますよ。まあ、ちょっと不格好になりますけど」
「いや、これだけできれば充分だろ」
「そうですか。なら、よかったです」
望月課長は美味しそうに玉子焼きを食べていた。
うーん、悪くないよね、この雰囲気。
なんだか妙に馴染んでしまっている自分にびっくりする。志穂ちゃんという存在のおかげで成り立っている部分もあるとは思う。こんなふうに馴染んでしまっていいものだろうか、と思ってしまう。