ピュアに恋して♪


「ね、寝れなかった・・・」



結局、あのまま返事は来なくて。
何度も送った文章をにらめっこして待ってたら眠れなくて。


そのまま朝を迎えてしまった。



さすがに、眠すぎる。



「はぁ」



ため息が零れる。
どんな顔して、おーちゃんに会えばいいんだろう。
なんだか今日は、会いたくないな。




「この世の終わりみたいな顔してどうしたの」



後ろから靴箱で追いついてきたのはまぁちゃん。
私の顔を見たらギョッとした顔をする。

どれだけひどい顔をしているんだろう、私。



「まぁちゃん・・・、私、勘違い野郎だったのかも」

「はい?」

「笑ってくれていいよ、まぁちゃん。その方が、気が晴れるかも」



いっそ、笑い話にしてくれい。



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