ピュアに恋して♪
半日、本当にやる気スイッチがあるのならきっとずっとオフになっていただろう私。
トボトボと廊下を歩く。
ああ、気分も沈むし寝不足でボーッとするし。
眠気覚ましに食堂前の自販機でカフェオレでも買おうと歩いてる。
ああ、食堂までが遠いわ。
3階から1階まで降りてそこからまた歩いて食堂がある建物まで歩かなくちゃ。
足が重い。
「うーん・・・。歩きながらでも寝れそう」
フラフラしながら階段を降りる。
なんとか1階までたどり着いて廊下に出ようとしたところで、突然誰かに腕を引かれた。
あれよあれよと、側にあった教室に連れ込まれてしまう。
え、え、なにが起きたの?
寝ぼけた頭で状況がうまく整理できない。
「え・・・と。・・・と!?おーちゃん!?」
掴まれた腕から相手をたどっていくと、私の腕を掴んでいたのはおーちゃんだった。