ピュアに恋して♪


「そっか。嫌いじゃないんだ。安心した」

「・・・でも、あいつは俺の事・・・、嫌いだから」

「どうして?」



最初は、秋人くんおーちゃんに懐いていたって立川くん言ってたな。
やっぱ、そうなんだ。

秋人くんは、おーちゃんの事きっと今でも。


今の家に居場所がないと言っていたおーちゃん。
秋人くんの位置づけがわからなくて、自分が受け入れられないから、受け入れてもらえるわけがないって諦めてた。





「・・・そんな話、どうでもいいんだよ。そうじゃなくて、あんたたちが別れた原因・・・俺だと思う」

「・・・え」



突然話を切り替えるようにして言われた。
話がうまく頭に入らなくて戸惑う。




「俺が、あいつにあんたと別れろって言った。俺が、・・・あんたのこと気に入ったから、俺にちょうだいって」

「・・・えっ。気に入ったって・・・」




あ、秋人くんが・・・?
そのことにも驚き声を上げる。




「ほ、本気にすんなよ!冗談だって!誰が、あんたなんか!」





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