ピュアに恋して♪
足元が、おぼつかない。
いよいよ、限界が近づいてきたかな。
頭がボーッとする。
視界が滲んで。
ああ、やばいかも。
「ちょっと、ちゃんと歩きなよ」
うん。
ごめんね、秋人くん。
でも、ごめん。
私の身体はバランスを崩し車道の方へと傾いた。
「―――っちょ!」
気づいてくれた秋人くんが、咄嗟に手を伸ばしてくれたのが見えたけど。
それが、私に届くことはなかった――――――。
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