ピュアに恋して♪
――あんたの事、こんなに傷つけてるあんな奴らのところに、本当に戻りたいって思う?
でも。
私にはみんなしか。
――あんたの、ヘラヘラした顔が、いいっていう人を探した方がいいんじゃないの?
よくわからなかった。
私の事をいいっていう人なんて、どこにいるんだろうって。
そんなの、見つからなければ意味がないのにって。
――少なくとも、俺は、嫌いじゃないけど
それから。
事態は特に変わらなかったけど。
ごめんねって謝ることをやめた。
おーちゃんが言うように、媚を売るって思えるようなことをやめてみた。
それでよかったのかわからないけど、皆私をいじめることに飽きたのか、次第にいじめは終息したんだ。
「俺より、あんたの方が不幸だって、思いたかっただけ」