ピュアに恋して♪
「でも、・・・もう、とっくに、俺は亜子の事、大切に想ってた・・・」
「おーちゃん・・・」
「泣かせてごめん・・・。傷つけてごめん・・・。でも、もう一度、亜子に側にいてほしい」
おーちゃんの瞳から涙が。
つられるように零れた涙を、おーちゃんの指が拭ってくれる。
「好きって、気づいたんだ。・・・遅くてごめん。それでも俺は・・・」
普段、あまりしゃべらないおーちゃんが必死で伝えてくれる思いが。
大きくて、温かくて、嬉しい。
「亜子に側にいてほしい」
そう願われたら。
もう私。
「うんって、言うに決まってる」
だって最初から決まってた。
約束したから。
おーちゃんの側にずっといるって。