ピュアに恋して♪


「あ、立川くん?」



帰る準備をしておーちゃんと廊下に出ると、そこには秋人くんと一緒に立川くんの姿も。




「そういえば、電話来た時隆弘も一緒だった」




私の隣にいたおーちゃんが思い出したようにそう言う。




「そう言えばって、ひどくね?俺だって心配して追いかけたのに、さっさと一人で入っていくし、入りづらかったから待ってたんだよ」

「ごめん・・・」



ふて腐れたような立川くんに、おーちゃんは苦笑しながら謝った。
二人とも、心配してきてくれたんだ。


なんだか嬉しい。




「お待たせ、亜子。あら、この方たちは?」



先生と話を終えたお母さんが戻ってくる。




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