ピュアに恋して♪


そして土曜日。
私はお母さんを手伝って一緒にたくさんの料理を準備した。
お母さんは、とても張り切ってる。

おーちゃんとのことは、あまり聞かれなかったけどニタニタとなんだか嬉しそうな視線を時々感じる。



「もうすぐ皆くるかな」




まぁちゃんには、事故の事もおーちゃんの事もちゃんと報告して。
驚かれたり心配してくれた。
今日も、おーちゃんたちもいるっていうと少し嫌そうだったけど来てくれることになってる。



ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る。




「はぁい!」



私は声をあげ玄関に急いだ。
玄関を開けるとそこには、おーちゃんと秋人くん。



「あ、二人ともいらっしゃい」

「・・・うん」

「今日は、お招きありがとう」



照れくさそうに俯く秋人くんと、礼儀正しくそう言うおーちゃん。
二人が並んでくるって、たぶん今までなかったことなんだろうな。



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