ピュアに恋して♪
しどろもどろに、言い訳のようになってしまう。
「将来、亜子の弟になるから?」
「・・・えっ!?」
「そう聞こえる」
わ、私の弟?
おーちゃんの弟だから、私とおーちゃんがけ、け、結婚したら・・・。
「えええっ!?そんな、まだ早いよ。だって私たちまだ高校生だしっ」
「ぷっ」
吹き出すような声に、火照った顔を上げると、おーちゃんが顔を伏せ方を震わせていた。
「亜子が面白いから、からかっただけ」
「へっ」
「可愛い、亜子」
な、なんて子なの!
おーちゃんの笑顔に、戦意喪失。
おーちゃんは、以前よりずっと表情豊かになった。