ピュアに恋して♪
「表情変らないし、てか、見えないけど」
それがクールでいいんだよ。
笑顔の安売りしないの。
それが、おーちゃんなの!
「どこがいいの」
「え?その質問の意味が分かんない」
「いや、私はあんたのその返答がわからない」
「今のまぁちゃんの言葉、全部いいじゃん。その流れで、どうしてどこがって言われるのかわかんない」
私がはっきりとそう言うと、まぁちゃんはものすごく驚いた表情を浮かべた。
むしろ、軽蔑みたいな表情に見えるのは気のせい?
まぁちゃんと、こういう話をするのは初めてじゃない。
その都度おーちゃんの良さをこんこんと話しているけど、まぁちゃんにはうまく伝わらないみたい。
「まぁ、いいけど」
「おーちゃん、本当に素敵な人なんだよ」
「はいはい」
「まぁちゃんにはわかってほしいのになぁ」
あ、欠伸した。
可愛い。
ニコニコ笑いながら盗み見していると、まぁちゃんの冷たい視線が刺さる。
気にしなぁい。