ピュアに恋して♪
「そっか、そうだよね・・・。クジってことにこだわりすぎてたのかも。ごめんね、白石さん」
「えっ、ううん!私こそわがまま言ってごめんね」
相川さんに頭を下げられ慌ててそう答えた。
立川くんのおかげで何とかなりそう。
「ありがとう、立川くん」
「いいえ」
立川くんはにっこりと笑う。
優しいな、立川くんって。
「あ、まぁちゃんは交換してもらっても大丈夫?」
「え・・・、う、うん」
「良かった!ありがとう!」
まぁちゃんの持ってる紙と私の持っている紙を交換する。
教室もいつの間にか不穏な空気は消え、それぞれに盛り上がっていた。
「あ、そういえば!おーちゃんはなんだったんだろう!」
気になる。
私は慌てておーちゃんのもとに走った。