ピュアに恋して♪


家に帰って、ご飯とお風呂も済ませた夜。
私はベッドに寝そべってケータイとにらめっこ。


画面はおーちゃんへのメール画面。



文字を打っては消して、消しては打ってを繰り返す。
何気ないメールは簡単に遅れるのに、いざデートに誘うってなるとすごくドキドキする。



ああ、なんて送ろう。



「今週の日曜暇?デートしよう!・・・は軽すぎるかな」



それに、デート・・・なんて、恥ずかしすぎる。
タタタタと文字を消していく。




「今週の日曜日、遊ばない?・・・こんなんでいいかな・・・」




心臓が、口から出そうなほどドキドキする。
告白した時みたい。



「えい!」



勢いよく人差し指を画面に押し付ける。
画面に乗った送信文章にドキドキと胸が高鳴る。




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