揺れるココロ
思い出

始まりには必ず終わりがくる。
恋も同じです

そして今日…
私は初恋を卒業します!!!

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「はぁぁぁ!?諦めるって…中途半端じゃん?」

「ちょっとゆきちゃん声大きいよ…」

「…でも、美波ほんとにいいの?」
ゆきは不思議そうに問いかけてきた

「うん…だってもう無理だもん」
そう無理。
だって明日引っ越すから
7年も片思いだし叶うわけないから

「美波…わかった。でも覚悟してね?後から後悔しても無駄だから」
親友のゆきは真面目だ。
真面目といっても私のことだけだけど…

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中学1年の夏。
その日はとても夏とは思えないくらい寒い日でした
そのおかげで多分忘れられない思い出になったと思う。

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「なんだよ?いきなり帰ろうだなんて」
嫌そうな顔をしながら私を見ている。

風が揺れたから私に勇気をくれた

「あのね颯太くん……さよなら!」
思いを告げた!
これでいいんだよね…?

「はっ?さよならってなんだよ?」

あ…肝心なこと言い忘れた。
どうしよ
もう勇気がなくなったんだけど…

「…引っ越しのことか?」
颯太くんは呆れた顔で言う

「な、なんで知ってるの?」
ゆき以外に誰もいってない…
気がするんだけど

そうだった
先生がみんなに伝えたんだった

「…相変わらずお前は忘れん坊だな?」
颯太くんはフッと笑い

ぽんっ

頭ぽんぽんしてきた…!

え…
な…なななななななな…!!!!!!!!!!!
「い、いきなりな、なにをする!?」
いきなりすぎて顔が赤りんごのように真っ赤になった。

は、恥ずかしい/////
でも…いいかも!

「あはは…面白い!」
「ぜ、全然面白くないよ颯太くん!」

あ、あれ?涙が…
ポロっ
止まらない…
なんで?お願い止まって…颯太くんにこんな姿見せたくないよ…!

3秒間の沈黙がはしった

「あ、"あのさ!"」
か、重なった!
チラッと見上げて颯太くんの顔を見てみた…
う、うそ?顔が赤い…
まさか照れてるとか!?

「あ、あのね颯太くん!私ほら明日引っ越しするでしょ?だからなんていうかありがとって伝えに来たの…だって私たちの親ってなんか同級生だったから色々お世話になったし?まぁーとにかくありがと!それともう一つ……約束!…約束してくれる?絶対また会おうって…漫画でよくあるパタンみたいな感じ!あ、もう
そろそろ時間…返事は別にいらないからねー!それじゃまた………未来で!」

「お、おい…」
颯太くんは手を伸ばしている。

私は走った
追いつかれないようにと思いながら

最後なんで返事いらないなんていったんだろうか…
まぁーその疑問はまた今度解決しよう…



ピップルルルルル…

『はい…』
「ゆきちゃーん…別れみたいなこと伝えたよ」
『しってる…みてたから』
「う、うそ!?は、恥ずかしい」
『…なんなの?最後のは…まぁ、理由があったのはわかるけど』
「ありがと(笑)」
「それでさゆきちゃんいままでありがとね。私のこと色々考えてくれてさ」
『なに?それだけ?ごめん風呂入る…じゃ』

ピーピーピー

きれた…
明日だというのに…


しょうがない!
また新たな出会いが生まれるようにねがってます!









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