timetraveling
2人でお酒してるとだんだん心が和らいでくる。
私の親友はとっても偉大だ。

「ありがとうミキ」

「あらたまっちゃって(笑)」

「私、もう一度笑ってられるようにする」

「笑ってられるように、じゃなくて笑うようにだ。理沙は可愛いから笑わないと勿体無いよ」

「可愛くないよ。それは酔ってるミキ目線です(笑)」

「可愛い。わらわが保証してしんぜよう」
またそのキャラかと思いつつも、ミキが必死で勇気づけてくれているのだとちゃんと感じれた。

「今日は本当にありがとうミキ。」

「土曜日なんだし泊まっていきなよぉ~」

「ありがとう。でも今日は帰るよ。ミキに元気もらったしさ」

「そか…送るよ」

「ううん。ダッシュで帰る」

ミキと別れてタクシーを拾う。
私は今日、元気のメモリが少し上がった。



< 2 / 10 >

この作品をシェア

pagetop