キミに恋の残業を命ずる
この聞き覚えのある声は…。
営業事務になって忘れかけていた、この嫌味のこもった声は…。


「田中さん…?」


振り返ると田中さんが立っていた。
秘密を握ったかのような、勝ち誇った笑みを浮かべて。










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