キミに恋の残業を命ずる
「…失礼します」
ちょっと拍子抜けした。
特別開発課なんて銘打っているから、てっきり映画に出てくるような最新鋭の機器に囲まれたハイテク部屋を想像していたんだけれど、全然ちがった。普通のオフィスだった。
それでも、若い課長の仕様だけあってか、スタイリッシュな感じはする。
部屋の奥には広々としたL字型のデスクがあってパソコンが設置されている。
その前には白のソファに斬新なデザインのテーブル、大型テレビまであって、壁際に用意されたドリンクコーナーには流行のコーヒーメーカーまで置いている…さすがホープの部屋って感じのいたれりつくせりぶりだ。
けれども、肝心な課長はいなかった。
どこにいったんだろう。
決して広くはない部屋にキョロキョロしながら踏み入れる…すると、音が聞こえてきた。
すーすー…
寝息…?と思って、ぎょっとなった。
遊佐課長がソファで寝ていたから。
ちょっとネクタイを寛げたYシャツ姿で、けっこう深く寝てる…って…
思わず、見惚れてしまった。
きれいすぎ。
ちょっと拍子抜けした。
特別開発課なんて銘打っているから、てっきり映画に出てくるような最新鋭の機器に囲まれたハイテク部屋を想像していたんだけれど、全然ちがった。普通のオフィスだった。
それでも、若い課長の仕様だけあってか、スタイリッシュな感じはする。
部屋の奥には広々としたL字型のデスクがあってパソコンが設置されている。
その前には白のソファに斬新なデザインのテーブル、大型テレビまであって、壁際に用意されたドリンクコーナーには流行のコーヒーメーカーまで置いている…さすがホープの部屋って感じのいたれりつくせりぶりだ。
けれども、肝心な課長はいなかった。
どこにいったんだろう。
決して広くはない部屋にキョロキョロしながら踏み入れる…すると、音が聞こえてきた。
すーすー…
寝息…?と思って、ぎょっとなった。
遊佐課長がソファで寝ていたから。
ちょっとネクタイを寛げたYシャツ姿で、けっこう深く寝てる…って…
思わず、見惚れてしまった。
きれいすぎ。