恋はØ円❥» ➸
「ただいまー……って、誰もいないか。」
ピロリーン♪〜
肩にかけていたカバンに、入れていた携帯がなる。
両手に持っていた買い物袋を床に置き、メールを見る。
「海斗からだ…。」
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✉︎⇒春花
今日は残念だったな。
今度都合のいい日にまた遊びに行こうな!
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海斗は、髪が栗色で一見チャラそうに見えるけど、以外と優しくて頼りになる。
それに、後からこういうメールとか送ってきてくれる。
誘い断った私にフォロー入れてくれてるんだなって思うと、嬉しく思う。
「…さて、何作ろうかな。」
今日は大量に卵を補充できたし、オムライスでも作ろうかな。
薄ピンクのシンプルなエプロンをつけ、長い黒髪を輪ゴムでくくり調理を始める。
ーーー作っていると、重大なことに気づく。
「ケチャップがないや…。」
私は作りかけのオムライスにラップをかけて、もう一度スーパーへと出かけた。