恋はØ円❥» ➸



「ただいまー……って、誰もいないか。」



ピロリーン♪〜


肩にかけていたカバンに、入れていた携帯がなる。



両手に持っていた買い物袋を床に置き、メールを見る。




「海斗からだ…。」




ーーーーーーーー

✉︎⇒春花


今日は残念だったな。


今度都合のいい日にまた遊びに行こうな!



ーーーーーーーー


海斗は、髪が栗色で一見チャラそうに見えるけど、以外と優しくて頼りになる。


それに、後からこういうメールとか送ってきてくれる。


誘い断った私にフォロー入れてくれてるんだなって思うと、嬉しく思う。




「…さて、何作ろうかな。」



今日は大量に卵を補充できたし、オムライスでも作ろうかな。



薄ピンクのシンプルなエプロンをつけ、長い黒髪を輪ゴムでくくり調理を始める。





ーーー作っていると、重大なことに気づく。



「ケチャップがないや…。」



私は作りかけのオムライスにラップをかけて、もう一度スーパーへと出かけた。












< 10 / 12 >

この作品をシェア

pagetop