あの日から動かぬ時間

《渚紗SIDE》

殺られた時だけ、穏やかな寝顔。

来「麗ちゃんが悪夢でうなされてないね。」

真斗「そうだね。」

光「麗ちゃん…目を覚ますよね?」

羽月「きっと大丈夫。麗来を信じれば思いが届くはず。」

みんな麗来を思ってくれてるのはありがたい。
でも、それが麗来の重荷になってんのかもしれない。

紗来「私のせいで…。」

大斗「紗来のせいじゃない。」

お母さんもお父さんも麗来を1番思ってることはわかってる。

駒井「麗来のことだ。すぐに目を覚ます。」

麗来「うるせぇな。」

みんな「麗来!(麗ちゃん!)」

麗来「たかが、1発撃たれたくらいで大袈裟。」

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