あの日から動かぬ時間

きっとすぐにそっちに走る。

麗来「今わな。でも、わからんぞ。」

竜也「はっ?」

黒豹にこれ以上かくまってもらうわけにはいかない。

明日、桜花英に辞族届を置いた帰りにどっか行こう。

吹矢見にはあとで電話しよう。
しばらく学校は行かないって。

麗来「そのまんまの意味だ。」

竜也「麗来!世界No.1の桜花英の総長である以上、そんな馬鹿な真似はやめろよ。」

麗来「総長は辞める。」

竜也「えっ?何で?」

麗来「仲間を信じれない人が総長なんて馬鹿げてる。」

竜也「仲間を信じれない?桜花英は仲間じゃないのか?」

こいつには私の過去を知る権利はあるもんな。

許婚だし知っててもらった方が私から遠ざけるのには良すぎる条件かもな。

< 166 / 285 >

この作品をシェア

pagetop