あの日から動かぬ時間
竜也「羽月や諒太は幼馴染なんだろ?信じても良いんじゃねーか?」
麗来「幼馴染だから信じたい。でもまた、いつ裏切られるかわからない恐怖に怯えるのが嫌なんだ。」
麗来も怯えたりすることがあるんだな。
竜也「一つ聞いて良いか?」
どーして、俺にそんな大事なことを?
麗来「何を?」
竜也「どーしてそんな大事なことを俺に話した?」
麗来「婚約者だから知る権利はあると思ってな。それだけだ。」
それだけなはずはない。
でも、これ以上深く聞いたら麗来は傷つく?
竜也「他にも聞きたいがこれ以上、麗来を傷つけたくはないからやめとくか…。」
麗来「別に聞いてももう過ぎたことだ。傷つくことはない。」
でも、傷を掘り返すことになる。