あの日から動かぬ時間
大翔「昔からそうだろ。俺は。」
麗来「そうなんだけど…でも、限度があるから。」
大翔「それより、あんまり長い時間こっちにいると戻れなくなる。」
麗来「別にいいよ。私が生きてるとみんな不幸になる。」
大翔「麗!目を覚ませ!俺はお前を庇って死んだと思ってるけど、俺は麗が好きだから生きててほしいと思って自分から撃たれに行った。」
えっ?
麗来「ちょっと待って!衝撃事実ばかりなんだけど。」
大翔「裕翔には、うまく誤魔化せ。竜也は俺が麗を好きだってことは言ってあるし…。」
麗来「それ、1番大事なことじゃない?」
大翔は大事なことを言わない。
それは、昔からなんだけど。
大翔「麗。あの光を目指せ。今ならまだ、間に合う。」