放課後、キミとふたりきり。

茅乃……。

あきれて目の前の細い背中を見る。

これは完全に面白がっているな。


トークを見るかぎり、全然矢野くんのことを真剣に話し合っている感じはしない。

いまなら言えるかもしれない。

いや、いましかない。


覚悟を決めて文字を入力していく。

そうやっている間にも、またどんどんみんなの会話は進んでいった。

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