放課後、キミとふたりきり。
メッセージを送信した途端、次々と「待ってる」「がんばるぞ!」とみんなの声が流れていった。
そのコメントのひとつひとつに勇気づけられる。
私はひとりじゃない。
ひとりで矢野くんの鉄壁の防御に挑むわけじゃない。
これは言わせ隊の作戦だ。
クラスメイト全員で、がんばるんだ。
そう意気込んではみたものの、がんばるって具体的にどうしたらいいんだろうと、すぐさま不安になるのだった。
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