Who?
「来世で嫌いな人と遭遇しなきゃいけないし、ある程度、自分の記憶を留めとかないといけないんだよね」
「あなた、深く考えすぎなのよ」
「シルエット女性にも言われたな。僕は、考えすぎ、の星の元に生まれたのかもしれない」
「あなたって少しナルシストね」
「いけない?」
「いけない、いい、じゃないのよ。不釣り合いなのよ」
「それって自己満足の世界だからいいと思うんだけど」
 僕は反論した。生き方自由だ。
「迷惑をかけなければね」
「僕は誰かに迷惑を掛けていたということかな」
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