Who?
「やはりやめませんか」
 アオイはいった。
 ドラムを叩きたくない、叩く、の以前に周囲に見られているのがやりづらい。
「男なら引き受けろ」
 と四十代。
「その通り」
 と五十代。
「大丈夫。怖くないから」
 と井上ユミの励まし。
 各々が持ち場につき後はドラム待ちという雰囲気があった。
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