運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜
選択できるなんて知らなかった。
全ての科学だけだと思ってたけど絞り出せるんだ…。
「やっぱり負担を掛けない為にも心理の方に進んだ方がいいかもしれないわ。」
「でも、違う選択肢が出来たって事だよ。前は前、今は今だから。新しい自分として自分のやりたい事をやればいいんじゃないかな」
「えぇ、その通りね!運命だって自分で変えられるのと同じ事だわ!」
誤魔化そうとするつもりだった。
でも、このまま嘘をつく自分が嫌だし、荻野さんを騙す自分も嫌。
例え過去の私がその道を選んだとしても今の私には違う選択肢を得られる。
だけど、本当にしたい事は―――――。