運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜



「凄いわ、1年なんて」


だって、私にとって長すぎる……。


荻野さんはその人をとっても大切にしていたのね……。


「そんなことはないよ。それにもう昔の事だから。」


「昔の事でも、記憶に残っているのでしょう?」


「それは…そうだね……」


「私には、素敵な記憶なんて…」
< 143 / 250 >

この作品をシェア

pagetop