運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜


顔を出したのは優華だった。


「あるぇ?もしかして荻さんだと思った?」



「・・・そんな事・・・」



「誤魔化したってダメだよ!顔に書いてあるもん!」


荻野さんじゃないって気づいてた。


荻野さんはいつもノックが2回。


けれどさっきは3回だった。


それでも、期待してしまった。



また、ドアの向こうから顔を出してその手にはいつも綺麗な花を・・・。
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