運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜


「愛ちゃん!あのね…?これ愛ちゃんのケータイ。」



私に差し出した、ピンク色の携帯電話。



「これね、愛ちゃんの両親から預かってきたんだ。前のケータイは壊れちゃったからね。」



「ありがとう…色はお母さんね(笑)」



ピンク色、ちょっと子供っぽ過ぎない?
そう自分に話しかけた。



「愛ちゃんの両親は夕方来るって!」



「そうなの?ありがとう。」



「よかったね!多分これからの事で話し合いになるんじゃないかな。」



そっか…これからの事…。
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