運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜


『ねぇ、』



頭の中で声が聞こえる。


恐る恐る目を開ける。


でも、そこに誰もいなかった。


「どこ……」



『君が愛した人は…俺?』


その声に後ろを振り向いた。



見覚えのあるその立ち姿。
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