運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜



それでも、彼女は諦めず静かに彼への想いを重ねていきました。


あたかも、雪が静かに積もるかの様に。



愛する事と、人生を充実させる事の違いも少しずつ理解しようと学んできた彼女。




それらが彼を少しずつ、ゆっくりでも届けていけた事が、彼の想いの変動が起きたのです。




彼の止まっていた時間が動き出す時。




それは、



強い、二人の愛。


……

< 2 / 250 >

この作品をシェア

pagetop