運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜



ねぇお母さん…窓を見てもね…ちっとも楽しくないの。



いつもは私の大好きなお花が置いてあるの。




窓の向こうからさす光と、風が花びらをくすぐっていてなんだか心もくすぐられる様な…そんな豊かな気持ちだったの。




腕に針を刺されたり、苦い薬を毎日飲むのが嫌だった。


お風呂にもあまり入れないし辛いリハビリと検査の時間も嫌だった。
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