運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜


「 あなたの携帯、何の為にあるの?」



しっかりと私の目を見つめ、あなたなら出来るとお母さんの目から伝わってくる。



「 そうだね…お母さん」



ちゃんと、ありがとうって伝えたい。



それと…―――――


「 愛さ〜ん検査の時間ですよ〜行きましょうか!」



看護師さんに声を掛けられ、私は立ち上がり、診察室に向かった。
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