運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜
なんか、申し訳ないよ。
今、俺は愛の彼氏として見守っていないんだから。
ただ、俺が好きで見守ってる様で、これから…いや、これからもずっと一緒だって決めたんだ。
なのに……なんだこの結果は。
『いえいえ家に沢山あるから食べてちょうだい。元気つけなきゃやっていけないでしょ。』
「……はい、本当にそうですよね」
『……愛が退院する時、田舎を出てくるから是非この機会に荻野君に一目会いたくて。ちょっとだけいいかしら?』
「はい、もちろんです。俺もそうしたいと思っていましたから。」