運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜


きっと、退院と同時に行ってしまうんだ。



愛を連れて、行ってしまうんだ。


分かってる。
こんなにも愛しているんだってことを。


でも、俺だって……そう思う程今までの自分が嫌になる。


もう、何度傷付けて、期待させて。

自分でも、苦しかった。悲しかった。


「俺は彼女を愛しています。そしてこれからも傍に居たいって思っています。だから……」
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