運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜


「俺がついていながら愛を事故に遭わせてしまって申し訳ございませんでした。」



「頭をあげてくれ。君が悪いんじゃないんだ。今更変えられないそうゆう運命だったんだよ。」


だって……あれは、俺が悪いんだ。


もし俺がはっきりと君に伝えていれば、
ずっとギクシャクした関係にだってならずにいたんだ。

俺のせいで愛を、傷付けてしまった。


心も、身体も、俺のせいで。



「……それに、君は他人じゃないか。」



愛のお父さんの一言に胸が刺さるような思いが全身を凍らせ、俺は何一つ言葉が出なくなった。


そうだ。結局は、他人なんだ。
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