運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜
「こんにちは〜…愛?」
「来てくれたのね!待ってたわ!」
「やっほー!愛ちゃんうちらも来たよー!」
午後、ドアの向こうから次々と懐かしい友人達が来た。
「皆ありがとう。」
「愛ちゃん本当に大丈夫なの?記憶喪失って本当??」
「うん…私まだ大学に入学してないって感覚なの(笑)」
「てことは成人式もまだか(笑)」
ついこの間私にとって高校の卒業式を終えたばっかりなのに。
皆にとってそれぞれの道を歩み、月日が経ったということ。
まるで、未来の友人が私のもとへ来てくれた様。