運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜

友人達を見送った病室はシンとなった。


「・・・何しに来たの」


「ごめん、でも一目見たくて」




「言ったでしょう?もうこんな事はやめてって」



久々に顔を見たわ。――――洋斗。



「なぜ来たの」



「心配だったんだ。お前が事故にあって記憶もなくしたって友人から聞いて」
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