運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜
次の日、担当の先生から話があると呼ばれた。
病院へ着くと既に優華が来ていた。
「林原さんの様態は徐々に良くなってきております。ですが酷く頭を打たれましたので脳に障害があるかもしれません。」
「例えばどんな障害が?」
「記憶などを失ってしまう記憶喪失や一生このまま眠り続ける植物状態など…」
そんな…愛が目覚めないかもしれない…?
「それだけ大きな事故を…」
優華の一言だった。
そうだ、事故があって2、3日安静にしていればとかそんな軽い怪我じゃない。