自殺という名の地獄
「そのどちらでもありません」
「どういうことだ?」
「先程も申し上げましたが、我々にとっても自殺はイレギュラーなのです。ですから、天国にも地獄にもあなたの居場所はありません」
「じゃあ、俺は一体これからどうなるんだ?」
「あなたの時間は死んだ瞬間から止まってます。今はまだ多少自由に動くことができるかもしれませんが、それも肉体が焼かれるまでの話です」
「肉体が焼かれたら、その後はどうなる?」
「自らの意思で死を選択し、命を捨てた者の行く末は決まっています。本当の地獄です」
「本当の、地獄?」
「その時の恐怖を、自殺した時の恐怖を永遠に味わうことになるのですよ。何千回、何万回とね。あなたは"死んだ方が楽になれる"とかおっしゃってましたね?あれは大きな間違いですよ。命を粗末にする者を神は決して許しません」
俺は何も言葉が出てこなかった。後悔の念だけが俺の中で風船のように、少しずつ膨らんでいった。
「どういうことだ?」
「先程も申し上げましたが、我々にとっても自殺はイレギュラーなのです。ですから、天国にも地獄にもあなたの居場所はありません」
「じゃあ、俺は一体これからどうなるんだ?」
「あなたの時間は死んだ瞬間から止まってます。今はまだ多少自由に動くことができるかもしれませんが、それも肉体が焼かれるまでの話です」
「肉体が焼かれたら、その後はどうなる?」
「自らの意思で死を選択し、命を捨てた者の行く末は決まっています。本当の地獄です」
「本当の、地獄?」
「その時の恐怖を、自殺した時の恐怖を永遠に味わうことになるのですよ。何千回、何万回とね。あなたは"死んだ方が楽になれる"とかおっしゃってましたね?あれは大きな間違いですよ。命を粗末にする者を神は決して許しません」
俺は何も言葉が出てこなかった。後悔の念だけが俺の中で風船のように、少しずつ膨らんでいった。