好きが加速中【短編】
「待てよ。なんで、帰るわけ?俺、返事してない。」



「へ?でも、ごめんって、言ったじゃん!私、振られたんだけど?」


私がそう言うとはぁ……とため息をついた。


そ、そこまで私は、飽きられてるの!?


引き留めるなんて……そんな思わせ振りな態度とらないでよ!


「ごめんって言うのは驚いたから。とっさに出たんだよ。
今から俺が言うことちゃんと、よく聞けよ?1回しか言わねぇからな!


俺は、好きだよ。朱里のこと」


私の目からブワッと涙が溢れ出す


「本当に、本当?」


「嘘なんて、つかねぇから!ばーか!」


いつから?どうして!?


「お前に、好きな人が出来るたびずっとやきもちやいてた。
相談に乗るなんて話すための口実だから。」


私と、一緒じゃん!


「もう、大好き!」


「……俺も。」





















今日も、私の好きは加速中


END
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