好きが加速中【短編】
「じゃあ、そいつになんか褒めてやれば?優しいやつなんだろ?」


おおお!さすが!恋愛マスター!


ん?んん?そう言えば私って……。


弘人のことを恋愛マスターだなんて言ったけども



もしかして、弘人は好きな人いるのかな……。


「ひ、弘人ってさ?好きな人とかいないの?」


私が聞くと弘人は椅子から落ちて顔を真っ赤にする。



「バカ!いるわけねぇだろ!バカ!ふざけんな!バカ!」


なっ……!?バカって三回も言われたし!



それに、あんなに動揺するなんて……。



いるんだね。
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